キタノも女子なので、
オシャレを決め込んで、
たまにはお花タップリな素敵ハーブティーなんかをいれてみましたが、
ハーブってやっぱり落ちつくぅ~…
とか
絶対言うつもりでいたのに、
結局ペットボトル爽健美茶で
お口なおしをしてしまった
ハーブティーって柄じゃない細胞で出来ているらしいキタノです。
チッ…
依頼してこられる方々の中には、
夫婦ではない状態の方も時々いらっしゃいます。
その中の1件で、
お腹に赤ちゃんがいるらしい
少しだけお腹が大きい感じの小柄な可愛らしい若い女性がいらっしゃいました。
かなりの小柄な方だったので
とにかくお腹が目立たなかったのですが、
すでに6ヶ月過ぎでした。
『相談は、旦那さんのこと?』
と聞くと、
悲しそうに首を振りました。
『まだ籍は入れてないです、なぜか入れてくれないんです…』
あー…そういうことかぁ…
なんとなく察しがついたものの、
詳しくお話を聞くことにしました。
『彼とはもう3年くらい付き合って、
彼の地元は九州ですが、
こちらには単身赴任でずいぶん前から住んでいると聞いています。
結婚歴はあるけど元奥さんは事故で亡くなってしまい、
子供はいないと言っていました。
まだ妊娠していない時、
私の両親にも、
“僕は妻を事故で亡くしています。
娘さんのおかげで立ち直ることが出来ました。
真剣にお付き合いさせてもらっています”
と、
わざわざご丁寧に挨拶にも来てくれたこともあって、
どうしても信じてしまっていました。
自分が妊娠したことに気づいたので、
彼に伝えたら、大喜びで
“おめでとう!”
と抱きしめてくれました。
“入籍しないかんなぁ”
とも言ってくれたので、待っていました。
でもなんだかんだ理由をつけて入籍してくれず、
私は何度も、
“もし入籍したくないなら、私、悲しいけど赤ちゃん諦めるよ”
“独りで産めるほど私にはとても勇気も自信もないから、
ダメなら早くそう言って”
その度に彼は、
“なんでそんな悲しいことを言うんだ!俺のことが嫌いなのか!?
俺は絶対に別れるつもりはないし、
おまえも産まれてくる子供も
手放したくない!
俺のことが信じられないのか?!”
こればっかりでした。
“籍を入れられない理由は、
本当は奥さんいるんじゃないの?”
と、何度も何度も聞いてはみたけど、
彼はその度に泣きながら
“俺が不倫するような男だと思うのか!?
お願いだから俺を信じて待ってくれ!
必ずおまえと子供を幸せな家族にするから!”
と、私の手を握り、
涙の全力で不倫関係を否定してきました。
それでもなぜか入籍はもう少しだけ
待ってくれなんです…
さすがの私も、
だんだんお腹も大きくなって
不安になってきたし、
このことは、
両親や友達にもとても言えないんです。
どうしてよいか独りではわからなくなって、
相談しようと思ったんです…』
結果は、
やはり妻帯者でした。
普通に妻子持ちです。
お子さんも小学生が3人。
奥さんも当然お元気です。
その男性の九州の実家に
単身赴任のお父さんを信じて
みんな仲良く住んでいました。
それを知った依頼者さん、
それまでは、
どちらかというと物静かな雰囲気で、あまり感情を出さない方でした。
こんな相談内容なのに、
笑顔を見せてくれたり、
平気なふりを必死にする方でした。
その時は、
初めて静かに涙をこぼしながら、
『やっぱりですか…。
私はホントにバカですね…』
とだけつぶやいて、
静かにずっとしばらく泣き続けていました。
思わず私もそのキャシャな背中に手を添えてただただ横にいましたが、
お腹が大きいんです…もう…
胸がいっぱいになりました。
依頼者さんの強い希望で、
『彼の実家のご両親にこのことをお話したい…。
奥さんには罪がないことはわかっています、が、
彼本人ではどうにもならないんです。
だからと言って私もこのまま
大人しく諦めて独りで産むほど綺麗事は言えないんです、
お願いです、
一緒についてきて下さい』
九州に行きました。
私以外にも弊社の者2人同行して。
4人で彼の実家へ行ってきました。
当然、
あちらのご家族はまさに青天のヘキレキ、
しばらくは、
突然、何が起きたのか理解できない様子。
奥さんは当初、
『入籍をなかなかしてくれない男に
嫁がいると普通気づくでしょ?
あなたは知らないフリをして
おろせなくなるまで待ったんじゃないの?
被害者ぶらないで!』
そう思いたい気持ちも重々わかります。
でも、その奥さんのことを自分の旦那が、
『嫁は事故で死んだんだ』
勝手に殺されてしまった自分…
これにはかなりショックだったらしく、
『全ては旦那が悪いんですね、
情けないです、
私達家族も騙されて裏切られた立場なので、
これは旦那1人の問題です。
ここにいるおじいちゃんおばあちゃん(旦那の両親)にも責任を追求しないで下さい。
確かに息子のしでかした問題ですが、
こちらも何も知らず旦那を信じて単身赴任を待ちながら
力を合わせてやってきた嫁の私と
私の子供達にとって大事なおじいちゃんおばあちゃんなんです。
私達には関係ありません、
責任も取れません…取る気はありません。
あなたのお話はわかりました、
でもだからと言って、
私はあなたを許す気持ちにはなれません。私だって綺麗事は言えません。』
奥さんは、
なんともいえない表情の無い表情で…
ゆっくりゆっくり、
やっと言葉を絞り出すように
そう言っていました。
難しい問題です…
依頼者さんの臨月という体調も心配なのでその日は帰りました。
帰り道、
『ここに来てどうにかなるとは思ってなかったけど、
全てを私独りだけの胸にしまって
諦めることだけは出来なかったんです…でも完全に目が覚めました。
ありがとうございました。』
依頼者さんが
ご自分のご両親にずっと妊娠のことを隠し続けてきたこと。
依頼者さんとご両親、弟さんは
ずっと本当に仲良し一家で、
仲が良くて大事に思うからこそ、
こんなこと心配かけられない、
とても言えない、
『1人で他県で産みます。
某支援団体があるので、出産までを
助けてもらい、
産んだら里親に出します…
実はもう決めていて準備していました…』
大泣きしながら言うんですよ、
思わず、
『お願いだからご両親に話してくれない?![[みんな:01]]()
うまく説明できないなら私も一緒に話するから![[みんな:02]]()
そんな暖かいご両親なら絶対に
このことを娘が話してくれず、
知らないまま大事な娘が独り孤独で辛い思いをしながら遠くで産んで…
しかも孫を手放すなんて
余計悲しむよ!
』
とか、
つい立場忘れて個人的な意見を
思わず言ってしまいましたよ。
話してくれました。
全てを聞かされたご両親の反応に、
私は心底大感動しました。
まずは先に、
普段から話しやすいお母さんにお話したそうです。
『やっぱりね、なんとなく気づいてたのよ。私も2人の子供を産んだ女だもん、太ってるのか赤ちゃんがいるのかくらいわかるわよ。
でもあなたはここ半年間、
私達家族を避けてきたでしょ?
だから私もなかなか言い出せなくてごめんね…1人で悩ませちゃってごめんね…
さ、お父さんには母さんから話すわね、待ってて!』
そう言ってすぐお父さんの元へ行ったお母さん。
まさかの15分たらずでお父さんが
依頼者さんの前に来て、
『よし、それなら、この家も古いから
赤ちゃんの為にリフォームしないかんなー!
お父さんに任せろ!
おまえは安心してここで赤ちゃんと
暮らせばいい。
仕事もお父さんの会社を手伝っていけばいいんだから…孫かぁ…お父さんまだまだ働かないかんなぁ…
』
キタノ泣けました。
なんちゅーカッコいいお父さんですかっっ!!!
キタノ、お父さんのデカさに
見事にノックアウト。
その後、
『うちに挨拶まで来やがったあの男をこのまま許すわけにはいかん。
俺の気がすまん。
どういう結果になるにせよ、法的に責任を取らせる』
というお父さんの意見で、
私も一緒に、
私が度々お世話になっている弁護士の先生のところへ行ってきました。
無事、産まれた連絡を頂き、
キタノも感極まりながら
トイザらスやら赤ちゃんデパートなんたらとか寄ってから、
抱っこさせてもらいに飛んで行きましたよっ!!!
その後も時々、
『お久しぶりです、おかげさまで
こんなに大きくなったよ
』
と、
赤ちゃんの写メをくれるんですっ![[みんな:05]]()
![[みんな:06]]()
ああ可愛いっっ!!!!!
あの時お腹にいたのは、
キミだったんでしゅね!!!(≧∇≦)![ラブラブ]()
お腹ん中で時々聞こえてた
早口のダミ声覚えてる?!
あれオバチャンの声だったんだよ(≧∇≦)
iPhoneからの投稿
オシャレを決め込んで、
たまにはお花タップリな素敵ハーブティーなんかをいれてみましたが、
ハーブってやっぱり落ちつくぅ~…
とか
絶対言うつもりでいたのに、
結局ペットボトル爽健美茶で
お口なおしをしてしまった
ハーブティーって柄じゃない細胞で出来ているらしいキタノです。
チッ…
依頼してこられる方々の中には、
夫婦ではない状態の方も時々いらっしゃいます。
その中の1件で、
お腹に赤ちゃんがいるらしい
少しだけお腹が大きい感じの小柄な可愛らしい若い女性がいらっしゃいました。
かなりの小柄な方だったので
とにかくお腹が目立たなかったのですが、
すでに6ヶ月過ぎでした。
『相談は、旦那さんのこと?』
と聞くと、
悲しそうに首を振りました。
『まだ籍は入れてないです、なぜか入れてくれないんです…』
あー…そういうことかぁ…
なんとなく察しがついたものの、
詳しくお話を聞くことにしました。
『彼とはもう3年くらい付き合って、
彼の地元は九州ですが、
こちらには単身赴任でずいぶん前から住んでいると聞いています。
結婚歴はあるけど元奥さんは事故で亡くなってしまい、
子供はいないと言っていました。
まだ妊娠していない時、
私の両親にも、
“僕は妻を事故で亡くしています。
娘さんのおかげで立ち直ることが出来ました。
真剣にお付き合いさせてもらっています”
と、
わざわざご丁寧に挨拶にも来てくれたこともあって、
どうしても信じてしまっていました。
自分が妊娠したことに気づいたので、
彼に伝えたら、大喜びで
“おめでとう!”
と抱きしめてくれました。
“入籍しないかんなぁ”
とも言ってくれたので、待っていました。
でもなんだかんだ理由をつけて入籍してくれず、
私は何度も、
“もし入籍したくないなら、私、悲しいけど赤ちゃん諦めるよ”
“独りで産めるほど私にはとても勇気も自信もないから、
ダメなら早くそう言って”
その度に彼は、
“なんでそんな悲しいことを言うんだ!俺のことが嫌いなのか!?
俺は絶対に別れるつもりはないし、
おまえも産まれてくる子供も
手放したくない!
俺のことが信じられないのか?!”
こればっかりでした。
“籍を入れられない理由は、
本当は奥さんいるんじゃないの?”
と、何度も何度も聞いてはみたけど、
彼はその度に泣きながら
“俺が不倫するような男だと思うのか!?
お願いだから俺を信じて待ってくれ!
必ずおまえと子供を幸せな家族にするから!”
と、私の手を握り、
涙の全力で不倫関係を否定してきました。
それでもなぜか入籍はもう少しだけ
待ってくれなんです…
さすがの私も、
だんだんお腹も大きくなって
不安になってきたし、
このことは、
両親や友達にもとても言えないんです。
どうしてよいか独りではわからなくなって、
相談しようと思ったんです…』
結果は、
やはり妻帯者でした。
普通に妻子持ちです。
お子さんも小学生が3人。
奥さんも当然お元気です。
その男性の九州の実家に
単身赴任のお父さんを信じて
みんな仲良く住んでいました。
それを知った依頼者さん、
それまでは、
どちらかというと物静かな雰囲気で、あまり感情を出さない方でした。
こんな相談内容なのに、
笑顔を見せてくれたり、
平気なふりを必死にする方でした。
その時は、
初めて静かに涙をこぼしながら、
『やっぱりですか…。
私はホントにバカですね…』
とだけつぶやいて、
静かにずっとしばらく泣き続けていました。
思わず私もそのキャシャな背中に手を添えてただただ横にいましたが、
お腹が大きいんです…もう…
胸がいっぱいになりました。
依頼者さんの強い希望で、
『彼の実家のご両親にこのことをお話したい…。
奥さんには罪がないことはわかっています、が、
彼本人ではどうにもならないんです。
だからと言って私もこのまま
大人しく諦めて独りで産むほど綺麗事は言えないんです、
お願いです、
一緒についてきて下さい』
九州に行きました。
私以外にも弊社の者2人同行して。
4人で彼の実家へ行ってきました。
当然、
あちらのご家族はまさに青天のヘキレキ、
しばらくは、
突然、何が起きたのか理解できない様子。
奥さんは当初、
『入籍をなかなかしてくれない男に
嫁がいると普通気づくでしょ?
あなたは知らないフリをして
おろせなくなるまで待ったんじゃないの?
被害者ぶらないで!』
そう思いたい気持ちも重々わかります。
でも、その奥さんのことを自分の旦那が、
『嫁は事故で死んだんだ』
勝手に殺されてしまった自分…
これにはかなりショックだったらしく、
『全ては旦那が悪いんですね、
情けないです、
私達家族も騙されて裏切られた立場なので、
これは旦那1人の問題です。
ここにいるおじいちゃんおばあちゃん(旦那の両親)にも責任を追求しないで下さい。
確かに息子のしでかした問題ですが、
こちらも何も知らず旦那を信じて単身赴任を待ちながら
力を合わせてやってきた嫁の私と
私の子供達にとって大事なおじいちゃんおばあちゃんなんです。
私達には関係ありません、
責任も取れません…取る気はありません。
あなたのお話はわかりました、
でもだからと言って、
私はあなたを許す気持ちにはなれません。私だって綺麗事は言えません。』
奥さんは、
なんともいえない表情の無い表情で…
ゆっくりゆっくり、
やっと言葉を絞り出すように
そう言っていました。
難しい問題です…
依頼者さんの臨月という体調も心配なのでその日は帰りました。
帰り道、
『ここに来てどうにかなるとは思ってなかったけど、
全てを私独りだけの胸にしまって
諦めることだけは出来なかったんです…でも完全に目が覚めました。
ありがとうございました。』
依頼者さんが
ご自分のご両親にずっと妊娠のことを隠し続けてきたこと。
依頼者さんとご両親、弟さんは
ずっと本当に仲良し一家で、
仲が良くて大事に思うからこそ、
こんなこと心配かけられない、
とても言えない、
『1人で他県で産みます。
某支援団体があるので、出産までを
助けてもらい、
産んだら里親に出します…
実はもう決めていて準備していました…』
大泣きしながら言うんですよ、
思わず、
『お願いだからご両親に話してくれない?
![[みんな:01]](http://emoji.ameba.jp/img/user/yu/yu-chibi0610/4399751.gif)
うまく説明できないなら私も一緒に話するから
![[みんな:02]](http://emoji.ameba.jp/img/user/yu/yu-chibi0610/4399751.gif)
そんな暖かいご両親なら絶対に
このことを娘が話してくれず、
知らないまま大事な娘が独り孤独で辛い思いをしながら遠くで産んで…
しかも孫を手放すなんて
余計悲しむよ!
![[みんな:03]](http://emoji.ameba.jp/img/user/yu/yu-chibi0610/4399751.gif)
とか、
つい立場忘れて個人的な意見を
思わず言ってしまいましたよ。
話してくれました。
全てを聞かされたご両親の反応に、
私は心底大感動しました。
まずは先に、
普段から話しやすいお母さんにお話したそうです。
『やっぱりね、なんとなく気づいてたのよ。私も2人の子供を産んだ女だもん、太ってるのか赤ちゃんがいるのかくらいわかるわよ。
でもあなたはここ半年間、
私達家族を避けてきたでしょ?
だから私もなかなか言い出せなくてごめんね…1人で悩ませちゃってごめんね…
さ、お父さんには母さんから話すわね、待ってて!』
そう言ってすぐお父さんの元へ行ったお母さん。
まさかの15分たらずでお父さんが
依頼者さんの前に来て、
『よし、それなら、この家も古いから
赤ちゃんの為にリフォームしないかんなー!
お父さんに任せろ!
おまえは安心してここで赤ちゃんと
暮らせばいい。
仕事もお父さんの会社を手伝っていけばいいんだから…孫かぁ…お父さんまだまだ働かないかんなぁ…
![[みんな:04]](http://emoji.ameba.jp/img/user/8k/8kagura8/3768.gif)
キタノ泣けました。
なんちゅーカッコいいお父さんですかっっ!!!
キタノ、お父さんのデカさに
見事にノックアウト。
その後、
『うちに挨拶まで来やがったあの男をこのまま許すわけにはいかん。
俺の気がすまん。
どういう結果になるにせよ、法的に責任を取らせる』
というお父さんの意見で、
私も一緒に、
私が度々お世話になっている弁護士の先生のところへ行ってきました。
無事、産まれた連絡を頂き、
キタノも感極まりながら
トイザらスやら赤ちゃんデパートなんたらとか寄ってから、
抱っこさせてもらいに飛んで行きましたよっ!!!
その後も時々、
『お久しぶりです、おかげさまで
こんなに大きくなったよ

と、
赤ちゃんの写メをくれるんですっ
![[みんな:05]](http://emoji.ameba.jp/img/user/re/red-enka/47178.gif)
![[みんな:06]](http://emoji.ameba.jp/img/user/s0/s0111012/6912.gif)
ああ可愛いっっ!!!!!
あの時お腹にいたのは、
キミだったんでしゅね!!!(≧∇≦)

お腹ん中で時々聞こえてた
早口のダミ声覚えてる?!
あれオバチャンの声だったんだよ(≧∇≦)
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