娘さん達の協力のもと、調査に乗り切り、いざご主人とその女性に
物申したご家族のその後です。
女性に慰謝料請求をするのですが、弁護士のあてもないとのことでしたので、
今回も私が弁護士の先生を紹介させていただきました。
頑張って取った浮気の証拠資料を手に、いざ相談に行ってきましたよ、
もちろん私も同行しました。
その日は娘さん達と代わり、優しくてしっかりした息子さんが付き添って来てくれていました。
弁護士事務所の待合室では、依頼者さん(以下お母さん)、
とにかく緊張なさっていて。
そりゃあそうです、弁護士の先生に相談なんて、初めての方のほうが多いのですから。
ましてやこんな辛い内容・・・。不安だらけです。
「園子さん、私どうやって説明したらいいかな・・・」
「お母さんは、お母さんのしたいこと、今後の希望などと、
お母さんの正直な気持ちを先生にありのまま伝えればいいんだよ。
そんなうまく説明出来なくたっていいし、そのために私も息子さんもいるんだから。」
そんなやり取りをしていると、
相談の順番が来ました。
まずは先生がお母さんに、ざっくりとした質問をしました。
・ご主人と離婚を考えているのか、またご主人に対して慰謝料等の
請求をするのか
・相手の女性に対して慰謝料請求をするのか
お母さんの場合、離婚はしたくないため、
女性に対してだけ慰謝料請求を希望しました。
途中、先生が、調査報告書にじっくり目を通していました。
そしてふと私のほうを見て、
「旅行先の観光ホテル内でこんなに撮れて、大変だったでしょう!」
「は、はいっ!頑張りました!ありがとうございます!」
報告書、褒めていただきました・・・。
嬉しかったデス!
「よしよし、証拠はオッケーだね、さて・・・」
・・・それ聞いて、ほっと北野一安心。
お母さんも北野にニコッとしてくれ一安心。
順序よくサクサクと先生との打ち合わせが進んでいき、
弁護士の先生との相談でつきものの、
お母さんがご主人とご結婚なされてから今に至るまでの経緯のお話のやり取りをしばらく私も横で聞いていたわけですが・・・。
ご主人のご商売が少しずつ大きくなっていく様子、
お家を建てたり、職場を拡大していったり、時には商売を縮小したり、
それを陰ながら家庭を守るという形で、
ただただご主人を信じて今日までこうして支えてきたお母さん、
「ご主人が会社にしたのはいつ頃でした?」
の先生の質問に、息子さんと一緒に思い出しながら答えるお母さん、
「え~と、あなた(息子さん)達が小学校の時だったから・・・」
「そうだね、僕らが確か・・・」
色んなご苦労、色んな思い出、ご家族の長い歴史、
ほんとに色んなことがあったのですよね。
北野、毎回こういう時、
改めて思います。
不倫はこういう家族の長い歴史をも、すっ飛ばして、
なんなら全部ひっくり返してしまう、
むしろ何もかも台無しにしてしまうんですよっっ!!
苦労もへったくれも・・・
ああ、お父さん、
昔の、家族のために必死で頑張ってきたあの思い、
可愛い子供達のために汗水流してやってきたあの思い、
どうかどうか今一度思い出してほしい・・・
その大事であったはずのあなたの家族が今あなたの不倫問題で泣いてますよ・・・
と、毎回毎回北野は切なくなっちまうのです!
最初から浮気して家庭ぶっ壊すつもりで結婚する人なんていなはずなのに、
どこでどう間違ってしまうのか・・・
今更ですけど・・・
こんな感じで決まって帰り道の車の中までずっと考え込んでしまう北野。
もう毎回自分のことの様にグルグルグルグル走馬灯です。
話戻して、
一回目の弁護士先生との相談は、
まずはダメ元も含め、相手の女性に慰謝料請求の旨を伝えるべく、
先生のお名前で内容証明を送る準備を早急に進めていくということで終了しました。
ちなみにお母さんは、当然のことながら、
何があっても諦めない、最終の裁判まで臨む方向です。
お金だけじゃない・・・でもお金・・・
お金なんかでは計れない・・・
でもお金でしか計れない・・・?
だって仕方ないじゃない、
人間、結局のところ、痛い目見るのはまずはお金でしょ?
慰謝料・・・ぶっちゃけ足りませんよ?
浮気で苦しんだ傷ついたこの気持ち、失った何か・・・
そんなもん何十億もらったって足りやしませんよ。
でも、もらわないよりはマシ。
もらって当たり前のお金です。
そして何より、
愛人側は、自分を訴えてこない相手の配偶者を、
腹の底で笑ってますって。
不倫してんのに慰謝料取られないこれ幸いってことで、
ますます調子こいて絶対に別れてなんてくれませんって。
・・・久々に更新したかと思ったら、
スーパー長くなってしまいました。
お疲れ様でしたm(_ _)m
北野も寝ます。